米軍の無人機で人質2人死亡 アルカイダ拠点を爆撃

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ウォーレン・ワインスタインさん(左)=家族提供

ウォーレン・ワインスタインさん(左)=家族提供

これに先立つ同日の記者会見でもアーネスト報道官は、標的とする場所に人質がいないことは「ほぼ確実」と判断していたと語り、アルカイダの拠点について「何百時間もの偵察」を行った後に爆撃したと説明。「残念なことに、その判断は誤っており、作戦がこのような悲劇をもたらした。意図しない結末だった」として遺憾を表明した。

オバマ大統領はテレビ演説を通じて2人の人質の遺族に謝罪し、ワインスタインさんの妻およびイタリアのレンツィ首相と22日に話をしたことを明らかにした。オバマ大統領もアーネスト報道官も、作戦に無人機が使われたかどうかには言及していない。

米当局ではこうした事態の再発を防ぐため、人質を死亡させた作戦について監察官が独立した立場から徹底調査を進めている。

オバマ大統領によると、死亡したワインスタインさんは米国際開発庁(USAID)の契約職員で、パキスタンの家庭支援に当たっていて2011年8月にアルカイダに拉致された。イタリア人のロポルトさんも支援事業にかかわっており、12年からアルカイダに拘束されていた。

ワインスタインさんの妻、エレイン・ワインスタインさんは24日に発表した談話で、「米国とパキスタンの政府が夫の解放のために全力を尽くしてくれると希望を持っていた」としながらも、ワインスタインさんが死亡した最終的な責任は拉致した側にあると述べた。

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