子どものポリオ予防接種を拒否、500人以上の親逮捕 パキスタン

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「パキスタン・タリバーン運動」はポリオ予防接種の禁止を主張

「パキスタン・タリバーン運動」はポリオ予防接種の禁止を主張

同国で国連児童基金(ユニセフ)のチームを率いるビラル・アハマド博士によると、一部地域では多数の家庭がそろって接種を拒否している。当局は現場の職員やその上司、さらには地元の長老による説得を試みた末、「最後の手段」として逮捕に踏み切ったとされる。

パキスタンでは2011年、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者を追跡していた米中央情報局(CIA)が、ポリオ接種と称して同容疑者の家族らのDNAサンプルを採取したことが知られている。

12年6月には北西部の部族地域を拠点とするイスラム過激派「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」が、米軍の無人機攻撃が続く限り、同地域の北ワジリスタン地区でポリオ予防接種を禁止すると発表した。

国家緊急当局によると、同年12月以降、接種チームへの相次ぐ襲撃で70人以上が死亡している。

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