東京でデング熱感染、世界でも流行の恐れ WHO

代々木公園には殺虫剤が散布され、一部を除き立ち入り禁止となった

代々木公園には殺虫剤が散布され、一部を除き立ち入り禁止となった

(CNN) 東京・代々木公園でデング熱のウイルスを持つ蚊が見つかったことを受け、都は4日午後から同公園の大部分を立ち入り禁止にした。世界保健機関(WHO)は地球温暖化の影響で、蚊が媒介するデング熱やマラリアなどの感染症が世界各国で増える可能性があると警鐘を鳴らしている。

日本でデング熱が流行したのは1945年以来、ほぼ70年ぶり。これまでに少なくとも10代~70代の55人の感染が確認された。

感染者はほぼ全員が、代々木公園で蚊に刺されたと訴えている。東京都が同公園で採集した100匹あまりの蚊を調べたところ、デング熱のウイルスが見つかった。

デング熱は感染してもほとんどは1週間以内に回復する。しかし治療法やワクチンは存在せず、まれにデング出血熱と呼ばれる重い合併症を引き起こして死に至ることもある。

WHOによると、デング熱は熱帯から亜熱帯の国で発生しており、世界の人口の約半分は危険の高い国で暮らす。昨年流行したシンガポールでは1万2000人以上が感染し、4人が死亡した。

デング熱の症例は増加傾向にあり、WHOの会議ではマラリアやデング熱といった感染症と気候変動との関係が指摘されていた。

湿度と気温が上がれば蚊の寿命が長くなって感染症を媒介する危険性が高まり、地理的に遠く離れた場所まで感染が広がる危険性も高くなる。「気候変動が健康に与える悪影響に対して効果的な対応を打たなければ、極めて深刻な健康問題に直面することになる」とWHOの専門家は警告した。

世界のデング熱感染者数は、WHOの推計で年間5000万~1億人。しかし最新の研究では、実際の感染者数はその4倍に上る可能性もあると指摘している。

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