大統領選控えるブラジル、W杯がもたらした変化とは

(CNN) サッカーワールドカップ(W杯)の自国開催にあたり、ブラジル国内ではお祭り騒ぎの様相を呈していた。その一方で、W杯開催そのものに疑問を投げかけるような動きもある。高騰するスタジアム建設費をめぐって抗議の声があがり、ストライキも頻発、ルセフ大統領への批判は日に日に激しさを増している。

背景には、ブラジルが現在、大きな過渡期を迎えているという事情がある。過去の成功モデルが疑問に付されているのだ。

この10年間、ブラジルが活況を呈してきたのは、中国をはじめとする海外市場に資源や農産物を高値で輸出できたためだ。また、ルラ前政権が革新的な社会政策を施行し、何百万という国民が貧困から抜け出したことも大きかった。

だがブラジルは、景気後退局面に備えた改革を怠った。この結果、輸出品への需要が低下し、コモディティー価格も下落した現在、2億人近い膨大な国民を支えきれなくなっている。

この15年で新たに登場してきた中産階級の要望に応えることも課題だ。中産階級はより良い教育やサービス、インフラの拡大を求めているが、肥大化したブラジルの国家機構は対応できていない。

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