大統領選控えるブラジル、W杯がもたらした変化とは

もちろん、ブラジルほど巨大な国で変化がすぐに起こるとは考えにくい。しかし、10月の大統領選の勝者は、国家の管理を緩め、民間セクターに製品やサービスを提供させる方向で改革を進める必要があるだろう。

国家は雇用やサービスの提供を行うのではなく、秩序を維持し成長を手助けするというより現代的な役割を果たすようになっていくことに、ブラジル国民も次第になれるだろう。そうなれば、海外からの投資を誘致するため、「ブラジル・コスト」として知られる重い税金や高額な輸入関税も縮小せざるを得ないだろう。

W杯はブラジル国内に新たな変革の力を解き放った。従来の国家モデルは疑問に付されている。ルセフ大統領の与党が無難に勝利するとみられていた選挙も、刺激的かつ重要な戦いになりそうだ。

ブラジルにおける市民社会対国家の戦い、ハーフタイムの時点では1-0で市民社会がリードする展開になるのではないだろうか。

本記事は、米シンクタンク、アトランティック・カウンシルのアイドリアン・アーシュト・ラテンアメリカセンターのディレクターを務めるピーター・シェクター氏によるものです。記事における意見や見解はすべてシェクター氏個人のものです。

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