子ども800人の遺骨か、修道会関連施設で発見 アイルランド

2014.06.05 Thu posted at 16:15 JST

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(CNN) アイルランドで未婚の母やその子どもの「収容施設」のあった場所から約800人の子どもの遺骨が見つかったとされる問題で、市民や政治家から実態究明を求める声が高まっている。

地元紙の報道によれば、遺骨があったのは同国西部ゴールウェー州にあるチュアムという小さな町。地元の歴史家が1925~61年の間にカトリックの女子修道会の運営施設で死亡した子ども796人の埋葬地を調査し、明らかとなったという。

1970年代にも地元の子どもが遺骨のある場所を見つけたが、調査は行われてこなかった。警察は遺骨が浄化槽で発見されたとの一部報道を否定し、敷地内の墓地で見つかったとしている。

警察は今回の発見について、犯罪を示唆する材料がないため、現時点では捜査対象になっていないとしている。

フラナガン児童・青少年担当相は4日、声明を出し、「わが国の子どもたちが本来あるべき養育を受けられなかった暗い過去を思い出させる非常にショッキングな話」だとしたうえで、対応について検討していると述べた。

シン・フェイン党など野党は政府に調査を求めている。

近年、アイルランドでは過去の社会的弱者への対応を巡り、政府と教会が非難を浴びるという事例が相次いでいる。

アイルランド政府は昨年、カトリックの修道会が運営していた施設に政府が数多くの女性や少女を送り込んだことを認める報告書を発表した。女性たちは「過酷で肉体的にもきつい」施設で無給で働かされ、期間が数年に及ぶ者もいたという。こうした施設は1922~1996年にかけて運営されていた。

施設には裁判所の決定で送り込まれた人だけでなく、未婚の母や性犯罪の被害者、身寄りのない子どもなども収容されていたという。

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