北朝鮮、米特使の受け入れを中止 米国人拘束問題

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北朝鮮での記者会見に出席したペ・ジュンホ氏=朝鮮中央通信提供

北朝鮮での記者会見に出席したペ・ジュンホ氏=朝鮮中央通信提供

(CNN) 北朝鮮が韓国人米国人のペ・ジュンホ(米国名ケネス・ペ)氏を拘束している問題で、米国務省は9日、北朝鮮側が米特使の受け入れを中止したと発表した。

米国からはペ氏の解放交渉のため、キング北朝鮮人権担当特使が訪朝する予定だった。

北朝鮮側がキング特使の受け入れを撤回したのは今回が2度目。米国務省のサキ報道官は「失望」を表明し、北朝鮮はペ氏を政治的な交渉材料にしないことを約束していたと強調した。撤回の理由は伝えられていないという。

米国は今月下旬、韓国との合同軍事演習を予定している。サキ報道官はこの演習とペ氏の問題は「まったく関係がない」と述べ、例年通り実施する方針を示した。そのうえで「北朝鮮は人道上の見地からペ氏の即時解放を」と、改めて呼び掛けた。

ペ氏は2012年11月、宗教活動を通じて北朝鮮政権の転覆を図ったとして北朝鮮北東部羅先(ラソン)で拘束され、昨年4月に15年の労働教化刑を言い渡された。

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