AK47を設計したカラシニコフ氏、94歳で死去

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AK47の産みの親が死去

(CNN) 第2次世界大戦後の旧ソ連や東欧諸国で広く使われた自動小銃AK47の設計者、ミハイル・カラシニコフ氏が23日に死去した。94歳だった。

カラシニコフ氏は大戦中に出征して負傷した経験に基づき、1942年に初めて自動小銃を設計。これが47年、AK47としてソ連軍に導入された。

AK47はバナナ型の弾倉とともに、操作や保守管理が易しく、厳しい気象条件下でも信頼性を保つことで知られる。50年代以降、ソ連や東欧諸国の標準的な装備となった。アフリカ・モザンビークでは60~70年代の独立闘争で使われ、独立後の国旗に登場した。

世界で最も広く使われた銃としてギネスにも認定された。

カラシニコフ氏が死去したとの知らせを受け、ロシアのプーチン大統領は遺族らに弔意を表した。

同氏は09年、CNNとのインタビューで、AK47の特徴は単純さと信頼性だと述べていた。また、自身の発明した銃で多数の人が亡くなったことについて感想を尋ねられるのが一番いやだと話し、「私が武器を設計した目的は祖国の国境を守ることだ」と強調した。

同年11月の90歳の誕生日にはロシア各地で祝賀行事があり、当時のメドベージェフ大統領から同国最高位の勲章「ロシアの英雄」を授与された。

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