ビル倒壊で工場経営者ら4人逮捕、救出作業は続行 バングラデシュ

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ダッカ近郊で24日に8階建てのビルが倒壊した

ダッカ近郊で24日に8階建てのビルが倒壊した

バングラデシュ・サバール(CNN) バングラデシュ警察は28日までに、首都ダッカ近郊で発生した8階建てビルの倒壊で、ビル内で操業していた縫製工場の経営者2人と政府の技術職員2人を逮捕したと明らかにした。一方、ビル倒壊の現場では生存者の救出作業が続いている。

ハシナ首相が26日、工場経営者らの逮捕を指示していた。倒壊したビルのオーナーは逃走中とされ、警察がオーナーの妻を含む親族4人に事情を聴いている。

これまでに工場の従業員を中心に少なくとも340人の死亡が確認された。安否不明者は600人近くに上る。

当局は当初、生存者の救出は崩壊72時間後となる27日朝に打ち切り、重機を投入して遺体収容作業に切り替えると発表したが、これに対して家族らが「早すぎる」と激しく抗議。現場では期限が過ぎても、閉じ込められた人々の救出作業が続いた。

救出作業の責任者は「生存者の最後の1人を救出するまで作業を続ける」と言明した。

倒壊したビルには前日から亀裂が入っていた。ビル内の銀行は従業員に出勤を見合わせるよう指示したが、縫製工場は従業員の不安をよそに、出勤を命じていた。

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