イスラエルがハゲワシでスパイ活動? スーダン当局が主張

GPS装置を装着したハゲワシ=Roi Harel氏提供

GPS装置を装着したハゲワシ=Roi Harel氏提供

(CNN) 北アフリカ・スーダンの政府関係者は12日までに、イスラエルのスパイ活動に使われていたハゲワシを捕獲したと明らかにした。スーダンの政府系新聞が伝えた。

同紙の8日の報道によると、同国西部で捕獲されたシロエリハゲワシは全地球測位システム(GPS)機能付きのカメラが装着され、撮影した写真をイスラエルに送る仕掛けになっていたという。

足輪には「ヘブライ大学エルサレム」などの文字と、イスラエルの鳥類生態学者の連絡先が書かれており、スーダン当局者はこのハゲワシについて、イスラエルの秘密偵察活動に使われていたスパイだったことが分かったと話しているという。

一方、連絡先が書かれていたイスラエルの自然公園局の専門家は、GPS機器の装着はハゲワシの生態調査が目的だったと話し、「GPSは鳥の居場所が分かるだけで、ほかには何も分からない。野生生物の動きを調べるために世界中で使われている普通の機器だ」と話している。

ハゲワシを使ったスパイ活動についても、「ハゲワシにカメラを取り付けたところで何が分かるというのか。ハゲワシは無人偵察機と違ってコントロール不能だ。死肉を食べる様子を見たところで何のメリットがあるのか」と疑問をぶつけた。

ヘブライ大学の専門家によると、シロエリハゲワシは中東で絶滅危惧種に指定され、同大学の学生が若鳥の生態を調べる目的で100羽以上にタグをつけ、25羽にはGPS機器も装着した。問題のハゲワシは、12月初旬からスーダン南部の道路上を移動していることがGPSシステムから分かり、不審に思っていたという。

GPSを装着した鳥がスパイ扱いされれば、政府によって殺されてしまうかもしれないと専門家は危惧している。

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