シリア反体制派がカタールで会合 影響力維持へ組織再編

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シリア国内では内戦が続く

シリア国内では内戦が続く

(CNN) シリア反体制派の有力組織の一つ「シリア国民評議会(SNC)」の会合が4日から3日間の日程で、カタールの首都ドーハで始まった。他派との会合を前に、新しい代表の選出や役員半数の入れ替えを行って、同評議会の役割を縮小させようとする動きに対抗する狙い。

シリア国民評議会は亡命シリア人を中心に組織する団体。4日に出した声明で、シリア国民は依然として同評議会を「革命の代表」とみなしていると強調し、「SNCは引き続き、政治面で革命を代表する期待通りの役割を果たし、人道援助を提供するとともに、アサド政権の犯罪に対して全面勝利を収めるため、自由シリア軍などの地上部隊が必要とするすべてを提供する」と述べた。

さらに、「SNC外しや代替組織の形成に関する一切の論議は、革命を頓挫させ、分裂と不和の種をまくことを狙ったものだ」と非難している。

これに先立ちクリントン米国務長官は、シリアのアサド政権に代わる政権の樹立を目指す取り組みの中で、もはやSNCを主導的存在とみなすべきではないとの認識を示し、「今現在、前線で戦って死亡している人たち」も反体制派の指導部に入るべきだと指摘。代表に含めるべき人材や組織は国連が推薦し、駐シリア米大使のロバート・フォード氏をドーハ会合の傍聴者として出席させると表明していた。

フランスのオランド大統領も4日、訪問先のサウジアラビアで、反体制派は「公正な民主的プロセスを通じた暫定政権」の樹立に向けた指導者が必要だと語った。

反体制派によると、シリアの内戦では4日も234人が死亡した。衝突が始まった2011年3月以来の死者は3万人を超えている。

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