ユダヤ博物館付近で銃撃、イスラエル大使館職員2人死亡 米首都ワシントン
(CNN) 米首都ワシントンにあるユダヤ博物館付近で21日夜、イスラエル大使館の職員2人が殺害された。ノーム国土安全保障長官が明らかにした。
ノーム氏はX(旧ツイッター)への投稿で「イスラエル大使館の職員2人が今夜、首都ワシントンのユダヤ博物館付近で不当に殺害された」と説明。「我々は積極的に捜査を進めており、共有できる追加情報を入手すべく努めている」と述べた。
事情に詳しい関係者や法執行当局の情報筋によると、首都ワシントンにあるイスラエル大使館の関係者とみられる2人が21日夜、首都ユダヤ博物館の近くで銃撃された。別の法執行当局情報筋はCNNに対し、2人が死亡したと明らかにした。
捜査を進めている首都警察によれば、銃撃は連邦捜査局(FBI)ワシントン支部から通りを挟んだ向かい側で発生。FBIワシントン支部はユダヤ博物館付近に位置する。イスラエル大使館は法執行当局に協力している。
大使館の報道官がCNNに明らかにしたところによると、イスラエル大使は事件に巻き込まれていない。銃撃発生時には現場にいなかったという。
ボンディ司法長官はSNSへの投稿で、自身と首都ワシントン連邦地検の関係者がユダヤ博物館周辺の銃撃現場に到着したと述べた。
米国ユダヤ人委員会のテッド・ドイチュ最高経営責任者(CEO)によれば、同委員会は21日夜、ユダヤ博物館でイベントを開催していたという。
イスラエルのダノン国連大使は21日、銃撃事件に関するメディアの報道に反応。X(旧ツイッター)で「首都ワシントンのユダヤ博物館で行われていたイベントの外で発生した銃撃事件は、反ユダヤ主義に基づく卑劣なテロ行為だ。イスラエル大使館職員も事件で負傷した」と述べた。