土砂崩れで車２０台以上が立ち往生　カリフォルニア州南部

（ＣＮＮ） 熱帯暴風雨「ケイ」が低気圧に変わり、激しい雨とともに米西部カリフォルニア州を通過した影響で、同州南部の道路で土砂崩れが発生し、２０台以上の車が立ち往生した。

ロサンゼルス郡の消防当局によると、ロサンゼルス市街から北へ１００キロあまり離れた丘陵地帯で１１日夜、土砂崩れが起き、道路が完全に遮断された。午後８時前に救助隊が出動した。

国立気象局（ＮＷＳ）の報告によると、現場では計２４台の車が立ち往生した。乗っていた５３人は無事が確認された。

これに先立ち、ロサンゼルス郡の公共工事当局は、土砂崩れで全車線が通行不能となった道路に復旧チームが出動したと発表していた。

ＣＮＮ提携局の空撮映像には、道路が分厚い泥の層で覆われ、数台の車が動けなくなった場面が映っていた。

この地域では低気圧の通過後もにわか雨や雷雨が続き、ＮＷＳは小さな河川や都市部、幹線道路などでも鉄砲水が起きる恐れがあるとして、同日深夜までの警報を出していた。