黒人男性死亡事件、元警官に禁錮21年の判決 米連邦地裁
米ミネソタ州セントポール(CNN) 米ミネソタ州ミネアポリスで2020年に黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察に取り押さえられて死亡した事件で、米連邦地裁は7日、ミネアポリス警察の元警官デレク・ショービン被告に禁錮21年の判決を言い渡した。
連邦地裁のポール・マグヌソン裁判官はショービン被告に禁錮252カ月を言い渡し、これまでの服役期間7カ月を差し引いた。
検察側は、州の裁判所が言い渡した22年6カ月の禁錮と同じ量刑とするよう求めていた。
ショービン被告は検察側との取引の一環として昨年12月、フロイドさんの公民権を奪った罪を認めていた。裁判で有罪となった場合、終身刑を言い渡される可能性があった。
ショービン被告は別の事件についても、2017年に過剰な力を行使して14歳の少年の公民権を奪った罪を認めた。被害者の男性は今年6月、ショービン被告とミネアポリス市を相手取って訴えを起こした。