コロンビアで妻殺害の男が米国に逃亡、27年後に逮捕 FBI

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ウィリアム・エルナンド・ウスマアコスタ容疑者(61)/ICE ERO Boston

ウィリアム・エルナンド・ウスマアコスタ容疑者(61)/ICE ERO Boston

(CNN) 米当局は15日までに、自分の妻を1994年に殺害した後、コロンビアから米国へ逃亡していた男を逮捕した。米連邦捜査局(FBI)が明らかにした。

ウィリアム・エルナンド・ウスマアコスタ容疑者(61)は13日、マサチューセッツ州で逮捕された。当局によると95年に米国へ不法入国した後、偽名を使って同州ベルモントに住んでいたという。

FBIは容疑者について、家庭内暴力(DV)の結果として妻を射殺、次いで止めに入ろうとした娘も撃ったと発表した。その後コロンビアから出国し、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に指名手配されたという。

96年、ウスマアコスタ容疑者はコロンビア裁判所での欠席裁判で殺人罪などにより禁錮45年の有罪判決を受けた。その後新たな量刑の指針に基づき、刑期は28年6カ月に短縮された。FBIが報道向けの発表で明らかにした。

FBIボストン支局の特別捜査官は2020年6月から容疑者の情報をつかみ、居場所の特定を進めていた。自宅の近くへ仕事に向かうところを逮捕したが、容疑者が抵抗することはなかったという。

ウスマアコスタ容疑者は逮捕後、米移民税関捜査局(ICE)に移送された。ICEは不法入国に関する裁判を行うことを通達している。

FBIによればウスマアコスタ容疑者は1998年に米国市民と結婚し、合法的に永住権を取得していた。

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