バイデン米大統領、定期健診の結果公表 職務遂行に問題なし

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米国のバイデン大統領。就任後初となる定期検診を受けた/Susan Walsh/AP

米国のバイデン大統領。就任後初となる定期検診を受けた/Susan Walsh/AP

(CNN) バイデン米大統領は19日、就任後初の定期健診を受けた。主治医は結果について、職務を担ううえで一切問題はないとの見解を示した。

主治医のケビン・オコナー医師は6ページにわたる結果報告の中で、バイデン氏は「健康で活気ある78歳男性」として、大統領の職務を問題なく遂行できるとの診断を下した。

詳しい観察が必要な部分としては、公の場で話す時にせき払いやせきがひどくなってきた点と、1年前に比べて歩行のぎこちなさが目立つ点を挙げた。

そのうえで、「食道裂孔ヘルニア」と呼ばれる胃の変形がみられ、胃酸が逆流するためにせき払いが多くなっている可能性を指摘した。

またX線検査で脊椎(せきつい)の関節炎や、骨に年齢相応の中程度~重度の摩耗がみられることから、これが歩行のこわばりやぎこちなさの原因のひとつになっているとの見方を示した。ただし特別な治療は必要なく、神経学的な精密検査で脳卒中や多発性硬化症(MS)、パーキンソン病の兆候といった異常は見つからなかったという。

結果報告によると、バイデン氏は身長約182センチ、体重約83.5キロで、血圧は最高が120mmHg、最低が70mmHg。飲酒や喫煙の習慣はなく、週5回の運動を続けている。

バイデン氏はこの日、定期的な結腸内視鏡検査のために麻酔を受けた。この間、大統領権限は一時的にハリス副大統領に委譲された。

バイデン氏は1期目の大統領としては最高齢で就任した。今月20日は79歳の誕生日にあたる。大統領が毎年の健康診断の結果を公表することは義務付けられていないが、歴代の慣例となっている。

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