錨でパイプライン破損か、海上や海岸で回収作業続く 米カリフォルニア州原油流出

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油の回収を行う作業員=4日、米カリフォルニア州/Kyle Grillot for CNN

油の回収を行う作業員=4日、米カリフォルニア州/Kyle Grillot for CNN

(CNN) 米カリフォルニア州沖で起きた原油流出で、米連邦パイプライン・危険物安全管理局は、パイプラインに錨(いかり)が引っかかって破損させ、流出を引き起こした可能性があるとの見方を明らかにした。現場では10万ガロンを超す原油が太平洋に流出している。

同パイプラインを運営するアンプリファイ・エナジーのマーティン・ウィルシャー最高経営責任者(CEO)は5日の記者会見で、「パイプラインがまるで弓の弦のように引っ張られ、元の場所から最大で約105フィート(約32メートル)移動して、ほぼ半円を描いていた」と語った。

流出現場の海上の船舶については確認されていない。米沿岸警備隊は関係機関と連携して、この海域に船舶がいたかどうかを調査すると説明した。

当局は同日、パイプラインの約1220メートルの区画が32メートルほど横にずれ、約33センチの亀裂ができているのが見つかったと発表していた。原油はここから流出したと思われる。

現場は同州南部ハンティントンビーチ市の沖合約8キロの地点で、14万4000ガロンあまりの原油が流出している。この影響でビーチは閉鎖され、環境が破壊されて、地元住民に健康被害が出る可能性もある。

米統合軍によると、現場では1日夜の時点で原因不明の油膜が報告されていた。カリフォルニア州魚類野生生物局が夜明け前に調査したが、霧のために確認できず、2日午前になってアンプリファイ社がパイプラインからの原油流出を確認した。

ニューポートビーチ付近でいつものようにサーフィンを楽しんでいたというネイサン・アビラさんは2日夜、サイレンの音を聞いて海から上がり、自分の手を見ると油まみれになっていたと語る。食器洗い洗剤を使っても油を落とすことはできなかった。

「ウェットスーツを着ていたのが幸いだった。ウェットスーツは中まで油が染み込んで捨てるしかなくなった。サーフボードは油まみれで、顔はまだらになり、手足も油まみれだった。それでもウェットスーツを着ていて本当によかった」とアビラさんは言う。

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