新型コロナの入院が増加、子どもや50歳未満は過去最高の水準 米

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新型コロナの発症者とみられる男性患者を搬送する救急隊員=米テキサス州ヒューストン/John Moore/Getty Images

新型コロナの発症者とみられる男性患者を搬送する救急隊員=米テキサス州ヒューストン/John Moore/Getty Images

(CNN) 米国で新型コロナウイルス感染症による入院が増加しており、子どもや50歳未満の成人の割合は過去最高の水準となっている。一方、米食品医薬品局(FDA)は23日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを正式承認した。対象は16歳以上となる。

今回の正式承認は、ワクチン接種をためらっていた人にとって懸念を和らげることにつながるかもしれない。これまで米国で利用できるワクチン3種類はすべて緊急使用許可(EUA)の下で配布されていた。

専門家によれば、正式承認は経済界や学校、各州でのワクチン接種義務付けにも役立つ可能性がある。そうした義務付けが、特に集中治療室(ICU)不足を経験している州で増加する感染件数の抑制につながる可能性がある。

米疾病対策センター(CDC)所長だったトム・フリーデン氏は23日、CNNの番組で、「これは重要な一歩だ。なぜなら、義務付けがしやすくなり、ワクチン接種に関して態度を決めかねていた人の一部の不安の解消にもつながる」と述べた。

一部の学校や事業者はワクチン接種を義務付けているが、FDAの正式承認によってこの流れがすでに加速しつつある。ニューヨーク市のデブラシオ市長は23日、市内の公立学校の教育部門の職員全員がワクチン接種を行わなければならないと発表した。

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