FBI女性職員の「挑発写真」、性人身売買のおとり捜査に利用 米監察報告書

米連邦捜査局(FBI)/Chip Somodevilla/Getty

米連邦捜査局(FBI)/Chip Somodevilla/Getty

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)の捜査官が性目的の人身売買に対するおとり捜査の一環として、複数の女性職員の挑発的な写真を正式な許可なくインターネットに掲載していたことが、米司法省の監察総監室(OIG)が2日に発表した報告書によって明らかになった。

報告書によると、FBIの一部捜査官が性犯罪者をおびき寄せるため、さまざまなSNS(交流サイト)上に、未成年の子どもや性労働者を装った若い女性職員の写真を掲載していたという。

捜査当局は犯罪者を摘発する目的で、覆面捜査官を派遣することがある。しかし問題となっている写真の女性たちは、覆面捜査にかかわることを認められていなかった。

写真を掲載したFBI捜査官は書面による許可を得ておらず、上司への報告もしていなかったとOIGは指摘。そうした報告を義務付ける規定はなかったようだとしている。

写真の女性たちは衣服を着ており、顔はぼかしてあった。自分たちの写真がネットに掲載されることを知らなかった形跡はなかったものの、問題の写真は現在も出回っており、この女性たちは犯罪の被害者になる危険にさらされているとOIGは指摘する。

内部調査官によると、今回の問題は、女性の同僚と「不適切な関係」にあったとされる男性FBI捜査官について調査する過程で発覚した。女性は事務職員で、覆面捜査にかかわることが認められた捜査官ではなかったにもかかわらず、男性捜査官がネットの性人身売買組織摘発に利用するため「挑発的な写真」を送るよう依頼していた。

FBIには、こうした状況で覆面捜査をしていない職員の写真を使うことに関する規定はなかったという。

監察官はFBIに対し、こうしたケースについては同意を得て上司に報告するよう定めた規定を確立するよう勧告した。FBIは勧告を全面的に受け入れると述べ、覆面捜査にかかわる関係者には新しいルールを徹底させると表明した。

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