コロナ起源、研究所流出説に自然発生説と同等の信憑性 米政権高官

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研究所流出説の信憑性を自然発生説と同等とみているとされるサリバン大統領補佐官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

研究所流出説の信憑性を自然発生説と同等とみているとされるサリバン大統領補佐官/Saul Loeb/AFP/Getty Images

情報筋の1人によれば、研究所流出説の信憑性を自然発生説と同等とみなす政府高官にはジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)も含まれる。1年前は流出説に懐疑的だった米中央情報局(CIA)のような機関も、現在は信頼できる調査対象の一つとしてこの説をとらえているという。

「彼らの見方が変わった」(情報筋)

一方で当局者らは、これまでのところまだいかなる結論にも達していないことを強調。サリバン氏も極めて慎重な態度を崩さず、調査が完了するまでは判断を留保するとしている。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日、ウイルスが研究所から流出し、パンデミックを引き起こした可能性を排除するのは「時期尚早」だと指摘。中国に対し、パンデミック以前とその発生時の研究所の状況について、直接的な情報を提供するよう強く求めた。

中国外務省の報道官は同日、声明を発表し、「パンデミックが始まって以来、中国は科学的かつ専門的な態度で、真剣に、責任をもってウイルスの起源を追跡し続けている」と強調した。

米政治ニュースサイト「ポリティコ」とハーバード大学が今月行った世論調査では、米国の成人の52%が新型コロナは研究所から流出したと思うと回答。昨年3月の調査での29%から増加した。

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