台湾へのワクチン提供、3倍以上に拡大 米

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新型コロナウイルスワクチンを搬送する作業員=6月18日/Ann Wang/Reuters

新型コロナウイルスワクチンを搬送する作業員=6月18日/Ann Wang/Reuters

(CNN) 米政府は19日、台湾に向けて新型コロナウイルスワクチン250万回分を出荷したと発表した。これは当初表明していた供給量の3倍以上にあたる。

米国務省の報道官がツイートした。台湾外交部(外務省)は、米モデルナ製ワクチンが現地時間の20日夜に到着するとの見通しを示した。

台湾は当初、感染拡大の抑制に成功したケースとして注目を集めたが、最近になって初の大規模な流行に見舞われ、ワクチンの調達を急いでいる。台湾の人口は約2400万人だが、これまでに接種されたワクチンは10万人当たり6回分にすぎない。

台湾を領土の一部とみなす中国からは、これまでに何度もワクチン提供の申し出があった。しかし台湾政府は中国製ワクチンの安全性に疑問を呈し、他国からのワクチン調達を中国が妨害していると主張してきた。

米国は今月6日にワクチン75万回の提供を約束し、蔡英文(ツァイインウェン)総統が歓迎の意を表した。この時に米上院議員の一行が米空軍の輸送機で訪台したことに対し、中国が反発を示していた。

蔡氏は19日の発表を受け、バイデン米政権と議会からの超党派の支援に感謝するとツイートした。

バイデン大統領は今月、世界の舞台で米国の指導力を発揮するため、米ファイザー製のワクチン5億回分を途上国などに寄付すると表明している。

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