ダムの縁ぎりぎり、ぐらつくボートから4人救出 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州オースティンでこのほど、ダム湖の縁から流れ落ちる寸前でぐらついていたボートから4人が救出される出来事があった。
4人は10日、通報を受け駆け付けたオースティン警察などにより無事救助された。ただし当局は、警官がこれほど早く現場に到着していなかったら、はるかに悪い状況になった可能性もあると指摘している。
オースティン警察は11日の記者会見で、「ダムから落ちれば非常に悲惨な事態になっていただろう」と説明。高さのあるダムのため、落ちた場合、命は助かっても重傷を負っていた可能性が高いとの見方を示した。
警察によると、市外から来た4人は10日午後、電動ボートでレディバード湖を散策していた際に、ダムの余水路に近づきすぎてしまった。
4人は他のことに気を取られ、方向転換を促すブイを通り過ぎたことに気付かなかったという。
その後、ボートは余水路の上で引っかかり、そこから移動するだけの動力は出せなかった。4人はボートサービスを手掛ける企業に電話。この企業がボートをロープで固定し、これ以上動くのを防ぐことに成功した。
警官はこの時すでに湖に到着しており、ボートの場所にたどり着くと安全な場所まで引っ張った。
救助された4人は冷静で、けがはなかったという。