米議事堂襲撃、トランプ氏の演説が暴徒を扇動 ミラー元国防長官代行

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クリストファー・ミラー氏=2020年9月17日、米ワシントンDC/Chip Somodevilla/Pool/AFP/Getty IMages

クリストファー・ミラー氏=2020年9月17日、米ワシントンDC/Chip Somodevilla/Pool/AFP/Getty IMages

(CNN) トランプ前政権の国防長官代行を務めたクリストファー・ミラー氏は11日に一部公開されたインタビューで、1月6日の議事堂襲撃事件について、トランプ氏による同日朝の演説が暴徒を扇動したとの認識を示した。

ミラー氏は「バイス・オン・ショータイム」のインタビューで、「問題は大統領の演説がなくても議事堂まで行進し乱入する者がいたかということだ。私はそのような事態が起きなかったことはほぼ確実だと思う」と説明。群衆をあおっているとの認識をトランプが持っていたかについては、「分からない」と述べた。

暴動の責任はトランプ氏にあると思うかとの質問に対しては、「分からないが、因果関係はあるように見える」と述べ、トランプ氏の演説が聴衆に「因果関係」に相当する影響を及ぼしたとの見方を示した。

ミラー氏の発言は、14日放送予定のバイス・オン・ショータイムの単独インタビューでなされたもの。バイスは今回、3分間の抜粋を公開した。

ミラー氏は昨年11月9日、トランプ氏がツイッターでエスパー国防長官を解任したことを受けて国防長官代行に就任した。その2日前には大統領選でバイデン氏の勝利が確実となっていた。

ミラー氏は1月6日の朝を振り返り、トランプ氏の演説を聞いて「懸念」を覚えたと語った。この日トランプ氏と話をする機会はなかったという。

ミラー氏はまた、トランプ氏から承服しかねる命令を受けることは心配していなかったと説明。現在の米軍では、「軍事クーデター実行の命令」が出るような状況になることは「あり得ない」との認識を示した。

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