米国のコロナ死者は「全て防げる」と専門家 4月までに56万人超死亡の予測も

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患者に対応する医療従事者ら=23日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

患者に対応する医療従事者ら=23日、米カリフォルニア州/Mario Tama/Getty Images

(CNN) 米国で今後数週間のうちに予想される数千人の死は、防ぐことができるはず――。公衆衛生の専門家が24日、CNNの取材にそう指摘した。

「我々が今ここで話している死は全て、防ぐことができる」「1つとして起きてはならない」。ベイラー医科大学熱帯医学校のピーター・ホッテズ学部長はそう語る。

「我々にはそうした死を食い止め、ワクチンを供給し、マスク着用やソーシャル・ディスタンシングを続ける能力がある。ただ誰もがあと数週間、我慢しなければならない」

米ジョンズ・ホプキンス大学の統計によると、米国で新型コロナウイルのために死亡した人は、24日午後の時点で32万8000人を超えている。

7日間の死者の平均は、22州でその前の7日間の平均を上回った。

専門家は、クリスマスの集まりによって症例数が再び急増し、続いて入院患者と死者が急増する事態を危惧する。

米国ではこれまでに100万人以上が新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。しかし有力研究機関ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)の最新予測によれば、米国の死者は来年4月1日までに56万7000人を超す見通しだ。

ただし、各州が新型コロナウイルスの封じ込めを目的とした対策を緩めれば、死者の数はさらに増えて73万1000人に達する可能性もあるとした。

一方で、ワクチン接種によって3万3000人以上の命を救うことができる可能性があると予想、接種をさらに急ぐことができれば4万5000人を救えるかもしれないとしている。

マスク着用率は全米で74%に上昇した。これが95%に増えれば、4月1日までに死亡する人は4万9000人減る可能性がある。

米疾病対策センター(CDC)によると、新型コロナワクチンは米政権の「ワープスピード作戦」によって、23日までに約950万回分が供給され、少なくとも100万回の接種が行われた。

23日に米国で報告された新規の症例数は22万8131例、死者は3359人で、1日の死者としては過去3番目に多かった。この1週間あまりは、新規の症例数が毎日平均で約21万5000例、死者が2700人以上という悲惨な状況が「常態」となっている。

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