バイデン氏に国家安全保障のブリーフィング開始を、共和党幹部に危機感

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共和党幹部がバイデン氏に対する国家安全保障のブリーフィングが行われていないと懸念/Win McNamee/Getty Images

共和党幹部がバイデン氏に対する国家安全保障のブリーフィングが行われていないと懸念/Win McNamee/Getty Images

(CNN) 米大統領選で民主党のバイデン前副大統領の当選確実が報じられトランプ大統領が結果を覆そうと法廷闘争に意欲を示す中、共和党の幹部が訴訟の進展とは別にバイデン氏に国家安全保障のブリーフィングを直ちに開始すべきだとの認識を持っていることがわかった。

トランプ政権は公式な政権移行の手続きを拒否しているが、国家安全保障に関する大統領への毎日のブリーフィングについてもバイデン氏にアクセスできないようにしている。バイデン氏が大統領に就任すればすぐに直面する国家安全保障上の脅威について、最新情報を受け取れていない状況に共和党の議員は神経をとがらせている。

2001年の米同時多発テロ後に設置された超党派の9・11委員会は、票の再集計が行われた00年の大統領選について、ジョージ・W・ブッシュ政権への短い移行期間がテロ発生前の準備態勢の欠如につながったとの報告書を出している。

上院情報特別委員会のマルコ・ルビオ委員長は、大統領に就任する可能性のある継承者に、いずれ必要となる情報を渡して失うものは何もないと発言。「国内の問題は数週間、数カ月猶予があるかもしれないが、敵対勢力は大統領が情報に追いつくのを待ってくれない」と語った。

共和党の上院院内幹事のジョン・スーン議員、上院司法委員会のリンゼー・グラム委員長、チャック・グラスリー上院仮議長も、バイデン氏への機密扱いのブリーフィングを開始すべきだとの認識を示している。

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