トランプ政権、UAEにF35売却の意向 下院外交委トップ明かす

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米政権がUAEへのF35を含む大規模な武器輸出の方針を固めたことがわかった/Samuel King Jr./US Air Force

米政権がUAEへのF35を含む大規模な武器輸出の方針を固めたことがわかった/Samuel King Jr./US Air Force

ワシントン(CNN) 米国のトランプ政権がアラブ首長国連邦(UAE)に対し、最新鋭ステルス戦闘機F35に関わる大規模な武器輸出を進める方針を固め、連邦議会に非公式に通知していたことが分かった。下院外交委員会のトップが29日に明らかにした。

民主党の議会関係者2人によると売却対象のF35は50機で、総額100億ドル(約1兆400億円)程度になる見通し。

下院外交委員会のエンゲル委員長は声明で、F35の高い攻撃能力や独自のセンサー技術に言及。こうした技術が湾岸地域の軍事バランスを一変させ、イスラエルの軍事的優位性にも影響を及ぼすだろうと述べた。

そのうえで「これらの機体の輸出には極めて慎重な考察が求められる。議会があらゆる結果を分析する必要がある。売却を急ぐことは誰の利益にもならない」と強調した。

国務省の報道官はCNNの取材に対し、武器売却などの提案については正式に議会に通知されるまで省から公にコメントもしくは確認することはないと述べた。

UAEへのF35売却をめぐっては、トランプ政権が迅速に進めようとしている事案だとの報道もみられる。 同政権はUAEとイスラエルが国交正常化で合意したと発表していた。

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