バイデン氏、納税申告書を公表 19年所得税は30万ドル近く

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民主党の大統領候補、バイデン前副大統領。討論会の直前に納税申告書を公表した/JIM WATSON/AFP/Getty Images

民主党の大統領候補、バイデン前副大統領。討論会の直前に納税申告書を公表した/JIM WATSON/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 米野党・民主党の大統領候補、ジョー・バイデン前副大統領は29日、2019年の納税申告書を公表した。これによると、バイデン氏と妻ジル・バイデン氏の連邦所得税は30万ドル(約3170万円)近く、調整後総所得は約98万5000ドルだった。

バイデン氏の納税申告書は第1回候補者討論会を数時間後に控えるタイミングで公開された。2日前には米紙ニューヨーク・タイムズが、トランプ大統領は2000年からの15年間のうち10年間、連邦所得税を納めておらず、16年と17年の納税額もわずか750ドルだったと報じていた。

トランプ氏は主要政党から出馬した歴代大統領候補や大統領の慣例を破り、納税申告書を公表していない。

副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員も同日、2019年の納税申告書を公表した。これによると、ハリス氏と夫ダグ・エムホフ氏の納税額は約120万ドル、調整後総所得は約300万ドルだった。

バイデン陣営のケート・ベディングフィールド選対副部長は記者団に対し、「歴史的な水準の透明性だ。米国民はこれにより、指導者が自分の利益ではなく国民のことを考えてくれるという信頼感を取り戻せるだろう」と説明。バイデン氏が20年以上にわたる納税記録を公表してきた点も指摘した。

バイデン氏は上院議員を6期務めた後、オバマ前大統領の選挙戦に副大統領候補として加わった。資産公開によると、議員時代の収入は上院で最も少ない部類であることが多く、遊説演説では自らを「中産階級のジョー」と呼んできた。

ただ、ホワイトハウスを離れてからの2年間は、主に講演料や著書の利益を通じて計1560万ドルの収入を得ていた。

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