世論調査ではバイデン氏が有利、それでも勝つのはトランプ氏?
(CNN) ロイター通信とイプソスが発表した新しい世論調査によれば、11月の大統領選で野党・民主党のバイデン前副大統領に対する支持率は47%と現職のトランプ大統領の支持率40%を上回った。世論調査の一部は民主党と共和党の全国大会の会期中に実施された。
各種世論調査の平均でバイデン氏の優位は変わらない。また、大部分の世論調査でバイデン氏は50%超の支持を得ている。
今回の選挙戦で興味をひかれる現象のひとつは、前回の2016年の大統領選で起きたことについて専門家や有権者が取り組む様子だろう。世論調査ではトランプ氏は民主党候補のクリントン元国務長官に負けるとみられていたが、実際には選挙人を獲得したのはトランプ氏だった。
ニュースサイト「アクシオス」のジム・バンデヘイ氏によれば、トランプ氏が勝てないとみる社会通念は誤りだという。
2016年の結果を今回の選挙戦に当てはめると、一般の人々は世論調査がバイデン氏の明らかなリードを示しているとは見ていない。人々はトランプ氏が勝つと考えている。
ピュー・リサーチ・センターの世論調査が何が起きているのかをよく示している。世論調査ではバイデン氏への支持がトランプ氏を8ポイント上回った。これは上で指摘した世論調査の平均とよく似ている。
しかし、同じ世論調査では米国人は51%がトランプ氏がバイデン氏を破ると考えている。バイデン氏が勝つと考える米国人は46%。有権者でみると、50%がトランプ氏が勝つと考えている。バイデン氏が勝つと考える有権者は48%だった。