民主党の黒人議員、CNNに寄稿 「私がトランプ氏を支持する理由」

民主党の黒人議員、演説で「トランプ氏支持」表明

(CNN) 今月24日、私は共和党の全国大会で、現職の米合衆国大統領を支持する演説を行った。

ディープ・サウス(米国の深南部)で育った黒人が、そうした素晴らしい栄誉を与えられた。この点を考えてみてほしい。

私の両親はごく限られた教育しか受けていないが、消えることのない価値体系を私に教え込んでくれた。その教えを基礎として、私は自らの成功をつかんだ。彼らは懸命に働くことの大切さを強調した。他者には敬意をもって接し、いかなる時も全能の神に対する信仰を持ち続けるよう説いた。両親の無償の愛と支えがなければ、私は現在のような人間にはなっていないだろう。すべて彼らのおかげだ。

24日夜の演説を見た人の多くは、当惑したに違いない。この私が共和党全国大会に参加し、ドナルド・トランプ大統領を擁護しているのだから、無理もない話だ。

わが同胞たるアフリカ系米国人は、ある特定の型にはまった考え方をするものと思われている。社会通念上、民主党を無条件に支持するのが当たり前で、そこから逸脱することなどありえない。そうした思考が我々の精神に植え付けられてから、もう半世紀以上が経っている。

私の演説の目的は、カルチャーショックを与えて人々が自由になる手助けをすることだった。白人の自由主義者たちに付けられた集団的思考の足かせから、人々を解放したかった。私も同様だがアフリカ系米国人は元来「自由な」人々で、本当の意味での「自由な」心を持っている。聞こえているかな?、ジョー・バイデン。我々は、一面的な思考にとらわれて民主党候補者の意のままになるような集団ではない。

2016年の大統領選での戦いぶりを見た後、私にとってトランプ大統領は、そのことを認識している唯一の共和党候補者のように思われた。彼は、私から見れば虚偽でしかない民主党のある言説を突き崩した。共和党はアフリカ系米国人のことを思いやらない、というのがその内容だ。

トランプ氏が発したあの有名な言葉は、我が国の各地に暮らす数千万人のアフリカ系米国人に向けたものだった。「一体あなた方が、何を失わなくてはならないというのか?」と、彼は問いかけた。案の定、リベラル派の主要メディアや「政治的な正しさ」(ポリティカル・コレクトネス)を標榜(ひょうぼう)する人たちはすっかり取り乱してしまった。

まさかドナルド・トランプのような政治家が、人種の違いを飛び越えて、黒人の有権者に向かって、自分に賭けてみろなどと呼びかける行動に出るとは。

私は、彼のしたことにとても感謝している。

就任以来、トランプ大統領は継続的な優先課題として、すべてのアフリカ系米国人から支持と信頼を獲得しようとしている。同氏の擁護する政策は、我々の共同体に前向きな影響を与えてきた。

トランプ大統領は、かつて黒人を対象に開設された大学群「歴史的黒人大学(HBCU)」のため、極めて重要となる資金を確保した。誇りあるノース・カロライナ・セントラル大学の卒業生として、私はHBCUが若い黒人の男女にとっていかに重要な飛躍の場になっているかを知っている。ここで若者たちは懸命に努力し、自分たちのアメリカンドリームの実現を目指すのだ。

トランプ大統領はまた、歴史的かつ良識ある刑事司法制度改革を行った。超党派で成立した改革法案への署名は、黒人や褐色の肌の人々を大規模に収監するやり方を改めることにつながった。そうした従来の手法は、ある部分において政策によりもたらされたものだった。1994年の「暴力犯罪統制及び法執行法」制定はその一例で、当時は党派を超えて広く支持された政策だった。

クリントン政権下で、誰が同法の起草に一役買ったのかは忘れないようにしよう。ほかでもない、ジョー・バイデン氏その人だ。同法が大規模な収監の一因だったという証拠が欲しいなら(バイデン氏はそのような事実はないと主張しているが)、同氏が副大統領候補に指名したカリフォルニア州のカマラ・ハリス上院議員が昨年何と言っていたかを確認すればいい。

「1994年の暴力犯罪統制及び法執行法。それは間違いなく我が国における大規模な収監の一因だった。これを追い風に、初めて連邦三振法(訳注:重罪の前科を持つ人が3度目に有罪判決を受けた場合、最後に犯した罪の内容にかかわらず終身刑を受けるという法律)も制定された。こうした法律に基づいて資金が拠出され、各州にはより多くの刑務所が建てられるようになった」(ハリス氏)

アフリカ系米国人にとってありがたいことに、トランプ大統領は引き続きジョー・バイデン氏が残した負の遺産の撤回を進めてくれている。

我々の時代の公民権問題というべき公立学校選択制に関しても、トランプ大統領は率先して対応に当たった。同氏とその政権が共有する基本的信条に照らすなら、米国ではどんな子どもも(白人であれ黒人であれ)、質の高い教育を受ける権利を否定されるべきではない。住む地域によってその権利を失うことなどあってはならない。そこで政府は複数の政策を推進し、より多くの子どもたちが自ら選んだ学校に通えるよう取り組んでいる。これはマイノリティーの共同体に属する子どもたちにとって特に重要だ。こうした子どもたちに用意される学校は財源が乏しく、教師らは資質の面で物足りないという傾向が不自然なほどに強いからだ。

左翼系メディアが不愉快なことを言ってくるが、あいにく私は支持の見返りなど一切受け取っていない。トランプ大統領が私の支持を勝ち取ったのだ。行動が発する声は、口先だけの言葉よりはるかに大きく人々の心に響き渡る。そしてトランプ大統領が任期中に起こした歴史的な行動の数々は、多くの米国人の生活を向上させた。そこに人種や生い立ち、宗教、信条による差異は存在しない。

以上の理由から、私は11月3日、トランプ大統領に投票する。膨大な数のサイレントマジョリティー(物言わぬ多数派)もまた、間違いなく私と同じ行動をとるだろう。

バーノン・ジョーンズ氏はジョージア州出身の民主党の政治家です。同州議会の下院議員などを務めた後、2008年に連邦議会上院選、10年に同下院選にそれぞれ出馬。16年にジョージア州下院議員に選出。20年4月、トランプ大統領の再選への支持を表明。記事における意見や見解は、すべてジョーンズ氏個人のものです。

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