トランプ大統領、来月1日にウィスコンシン州訪問へ 黒人男性銃撃めぐり

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米国のトランプ大統領。黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが警官に撃たれて重傷を負った事件をめぐり、9月1日に同市を訪問する/Alex Wong/Getty Images

米国のトランプ大統領。黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが警官に撃たれて重傷を負った事件をめぐり、9月1日に同市を訪問する/Alex Wong/Getty Images

(CNN) 米ウィスコンシン州ケノーシャで黒人男性のジェイコブ・ブレークさん(29)が警官に撃たれて重傷を負った事件をめぐり、トランプ大統領が9月1日に同市を訪問することになった。ホワイトハウスが29日に発表した。

ホワイトハウス報道官によると、トランプ氏は現地で警官らと対面し、事件を受けた抗議デモの被害を視察する。同報道官は、トランプ氏がブレークさんの家族と面会する予定はあるかという質問に、スケジュールはまだ確定していないと述べた。

ケノーシャでは29日、ブレークさんの家族が数百人規模のデモ行進の先頭に立ち、警察による暴力や構造的な人種差別をなくすべきだと訴えた。

ウィスコンシンは2016年大統領選でトランプ氏が辛勝した激戦州。今年11月の大統領選でも、この事件を有権者がどう受け止めるかによって結果が左右されかねない。

トランプ氏は29日の発表に先立ち、ケノーシャを訪れるつもりかと問われて「恐らくそうする」と答えていた。同氏はまた、事件への抗議デモが激化した現地に州兵を派遣させたところ、数分間のうちに全員が退去し安全が確保されたと強調した。

野党・民主党の正副大統領候補、バイデン前副大統領とハリス上院議員は26日、ブレークさんの家族と会話したことを明らかにした。ブレークさんの父は28日、両氏との会話は「私のおじや姉妹と話しているようだった」と振り返り、ホワイトハウスからは事件について何も連絡がないと話していた。

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