トランプ氏、集会参加者の感染の可能性認める ただし「極めて低い割合」

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トランプ氏は20日の選挙集会の参加者が新型コロナに感染する可能性を認めた/Chip Somodevilla/Getty Images North America/Getty Images

トランプ氏は20日の選挙集会の参加者が新型コロナに感染する可能性を認めた/Chip Somodevilla/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米国のトランプ大統領は、20日にオクラホマ州タルサで行われる自身の大規模な選挙集会で、参加者の一部が新型コロナウイルスに感染する可能性があることを認めた。ただその割合は「極めて低い」水準にとどまると付け加えた。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで述べた。

CNNがジョンズ・ホプキンス大学のデータを分析したところによると、オクラホマ州の新規感染者数は17日までの1週間で1日当たり平均203人。前の週より110%近く増加している。

オクラホマ州の公衆衛生当局が発表したタルサ郡の感染者数は18日朝現在で1825人と、州内最多となっている。同郡の公衆衛生当局によれば、郡内の新規感染者数は増え続けており、現在の1週間の平均は過去最多の73.9人だという。

WSJはまた、トランプ氏が一部の米国民のマスク着用について、自身に反対する政治的な意思表示をしているのであって感染予防のためではないと主張したとも報じた。トランプ大統領は公の場ではマスクを着用しないことで知られている。

米疾病対策センター(CDC)は感染拡大抑止の指針として、米国民はマスクを着用するべきと明言している。

今回の選挙集会は、トランプ大統領にとって新型コロナウイルスの感染拡大で大部分の米国人の生活が停止状態に陥ってから初の大規模な選挙イベントとなる。選挙陣営によれば、参加希望者は100万人を超え、10万人が会場のバンク・オブ・オクラホマ・アリーナに集まると予測されている。同会場の収容人数は2万人弱。

陣営は入場者全員に対し検温を行う予定だとしている。手指の消毒液も提供するほか、マスクも陣営から配布するが、着用は要請しない。他人との距離を保つことも求められないという。

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