新型コロナの死者、9月に再び急増の恐れ 米有力機関が予測

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米有力機関は新型コロナによる死者が9月に再び急増する恐れがあると予測した/Getty Images

米有力機関は新型コロナによる死者が9月に再び急増する恐れがあると予測した/Getty Images

(CNN) 米国で確認された新型コロナウイルスの症例数が200万例を超える中、この先の数カ月でさらに数万人が感染し、死亡する可能性があるという予測が発表された。

ジョンズ・ホプキンス大学によると、新型コロナウイルスによる死者は全米で11万3700人を超えている。

ホワイトハウスも言及している有力機関の予測によれば、全米の死者の数は10月1日までに16万9890人に達する可能性がある。予想される死者の範囲は13万3000人~29万人と推測している。

1日当たりの死者は6月~7月にかけて減少し、8月は比較的安定した状態が続くものの、9月には急増に転じると予想している。

ワシントン大学医学校・保健指標評価研究所(IHME)のクリストファー・マレー所長は11日、「もし9月の増加をチェックできなければ、今回のパンデミックが我々の予想通りに肺炎の季節性に従った場合、10月から11月、その後の数カ月にかけて状況が悪化する可能性がある」と述べ、「季節性は、第2波を引き起こす極めて大きな要因になる」と指摘した。

11日のニューヨーク株式市場は新型コロナウイルスの第2波に対する警戒が強まり、3月16日以来の水準に落ち込んだ。

しかしムニューシン米財務長官は11日、CNBCの取材に対し、「経済を再び閉鎖するわけにはいかない」と強調。「もしも経済を閉鎖すれば、単なる経済的ダメージにとどまらないダメージを引き起こすという教訓を我々は学んだ」と語った。

IHMEのマレー所長は、この秋にかけて予想される第2の閉鎖について、各州が最大かつ困難な判断を迫られると予想している。

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