抗議デモ受けた地下壕への移動、「視察目的」とトランプ氏

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地下壕入りは抗議デモを受けての退避ではなく、有事に備えての「視察」だったと主張/Patrick Semansky/AP

地下壕入りは抗議デモを受けての退避ではなく、有事に備えての「視察」だったと主張/Patrick Semansky/AP

(CNN) トランプ米大統領は3日、米ホワイトハウス前で人種差別反対などのデモが起きた先月29日、ホワイトハウスの地下壕(ちかごう)に一時入った行動に触れ、安全確保の退避ではなく「視察」が目的だったと主張した。

米FOXニュースのラジオ番組の取材に答えた。地下壕にいたのはほんの短い時間だったとし、「周囲がいつか(地下壕を)必要とするかもしれず下りて行って見てみるのに良い時だと勧めた」とも述べた。

ただ、今回の地下壕への移動の経緯に詳しい多数の関係者はCNNの取材にトランプ氏の主張とは異なるいきさつを説明。デモが29日夕に激化するのに伴い地下壕に急きょ向かい、約1時間いたと指摘。メラニア夫人と息子のバロンさんも同行したとした。

別の消息筋はホワイトハウス内の状況が赤信号となったら大統領は「緊急作戦センター」へ移動するとし、夫人を含む家族のメンバーも同様だと述べた。

トランプ氏は地下壕入りのメディア情報が流れた際、立腹したともされる。ラジオ番組では地下壕に入ったのは日中でデモは激しくなっていなかったとも主張した。地下壕への移動は自らが弱々しく見えるのが怒った原因とみられ、ホワイトハウスのゲートそばでの写真撮影も要求したという。

トランプ氏はまた、地下壕には以前にも「2回半程度」訪れたことがあるとも認めた。

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