愛犬家の女性、自宅で飼い犬に襲われ死亡 米イリノイ州

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死亡したリサ・ウルソさん/Facebook

死亡したリサ・ウルソさん/Facebook

(CNN) 米イリノイ州に住む女性が、自宅で飼っていたフレンチブルドッグの雑種犬に襲われて死亡した。自分の誕生日には、家族や友人に頼んで動物愛護団体に寄付してもらうほどの動物好きだった。

死亡したのはリサ・ウルソさん(52)。今月9日、同州シカゴ北西部フォックスレイクの自宅で意識を失って倒れているところを発見された。

レイク郡の検視官によると、ウルソさんは両手足や胴体など全身に、犬に噛(か)まれたり引っかかれたりした傷痕が何カ所もあった。

検視官は、犬に襲われたけがが原因で死亡したのは明らかだと見ている。今後最終的な検視が行われる予定。

ウルソさんは、2歳のフレンチブルドッグの雑種犬「ブルー」(体重約25キロ)を含めてオス犬を3匹飼っていた。3匹とも元気な様子で発見された。

ブルーは19日に安楽死させられ、残る2匹は里親を探すことになった。

レイク郡警察によると、ブルーは過去にも人を噛んだことがあった。4月13日にはウルソさんの自宅でウルソさんのボーイフレンドがブルーに噛まれ、治療を受けていた。

その後、ブルーは狂犬病に感染していないかどうか観察するため自宅で隔離されていたが、隔離期間中の4月21日に再びウルソさんのボーイフレンドを噛んだため、施設に10日間収容された。

この10日間の間に攻撃的な様子は見せなかったことなどから、当局は公衆安全上の懸念はないと判断して、4月30日にウルソさんのもとにブルーを戻していた。

関係者は、フレンチブルドッグに襲われて飼い主が亡くなったと伝えられたことにショックを受けており、特定種の犬を攻撃的だと決めつけないでほしいと訴えている。

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