黒人層はバイデン氏支持、若年層はサンダース支持 出口調査分析

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「スーパーチューズデー」の出口調査で、有権者の投票行動の傾向が明らかになった/Mario Tama/Getty Images North America/Getty Images

「スーパーチューズデー」の出口調査で、有権者の投票行動の傾向が明らかになった/Mario Tama/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米大統領選に向けた民主党の候補者選びの最初の山場となった「スーパーチューズデー」の出口調査によれば、南部の州で勝利を収めたバイデン前副大統領は黒人有権者の6割を押さえたことがわかった。一方、これまでの指名争いで先頭を走っていたサンダース上院議員は30歳未満の有権者からの支持を集めている。

バイデン氏はバージニア、ノースカロライナ、アラバマの3州で勝利する見通しだが、3州全てで黒人有権者の6割以上から支持を得た。黒人有権者は2月29日に行われたサウスカロライナ州予備選でもバイデン氏勝利の要因となった。

一方、サンダース氏は南部3州で30歳未満の有権者の過半を押さえたほか、バージニアとノースカロライナの非常にリベラルな有権者からの支持についてもバイデン氏を上回った。サンダース氏は地元バーモント州で勝利したが、これはリベラル層や若年層から幅広い支持を集めたおかげだ。いずれの層からも約7割の支持を得ている。サンダース氏は代議員の多いカリフォルニア州で事前の調査ではリードしている。

バイデン氏は高齢層や穏健派の有権者からの支持を集めた。バージニアとアラバマでは65歳以上の有権者の4分の3を獲得した。

民主党有権者の過半数は本選でトランプ大統領を倒せる候補者を優先していることがわかった。トランプ大統領に勝つことを最優先にすると答えた割合が最も少なかったサウスカロライナでもその割合は53%だったが、アラバマやオクラホマ、バージニアではその割合は約6割となっている。同様の考えはテキサスでも6割、コロラドでは約7割を占めた。

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