共和党のテントに車で突入、男を逮捕 「トランプ大統領が嫌い」

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集会に参加したトランプ大統領=2019年12月、ミシガン州バトルクリーク/Brendan Smialowski/AFP via Getty Images

集会に参加したトランプ大統領=2019年12月、ミシガン州バトルクリーク/Brendan Smialowski/AFP via Getty Images

ワシントン(CNN) 米フロリダ州ジャクソンビルで先週末、スーパーの駐車場に設営された共和党陣営のテントに車で突入した男が警察の調べに対し、「トランプ大統領が嫌いだから」と動機を語っていることが分かった。

地元保安官事務所の調書から不適切な情報などが削除された文書を、CNNが入手した。

それによると、グレゴリー・ティム容疑者は自宅での取り調べに対して、8日に食料品やたばこを買いに行ったスーパーの駐車場でテントに気付き、車をぶつけたと供述。自分で撮ったその時の動画を警官らに見せたという。

動画には、テントの前にボランティアスタッフが立ち、車がそちらをめがけて走る様子が映っていた。しかし動画は突入の瞬間より前に途切れたため、同容疑者は「いいところが映っていない」と不満顔だった。容疑者はその後、トランプ氏に対する嫌悪感をあらわにしたという。

地元の共和党支部とトランプ陣営によれば、テントではトランプ氏の再選を支持するボランティアスタッフ6人が同党への有権者登録を受け付けていたが、けが人は出なかった。

保安官事務所は8日の時点で、政治的動機による犯行かどうかを調べていると述べていた。事務所の当局者は10日、捜査が連邦捜査局(FBI)に引き渡されたと語った。

ジャクソンビルのカリー市長は事件を受け、ツイッター上で「憎悪は有害であり、危険だ」と強調。地元民主党支部も「卑劣な暴力行為」と非難する声明を出した。

容疑者の罪状認否は来月3日に予定されている。

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