トランプ氏、内部告発者の「実名」をリツイート 翌朝に削除

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トランプ大統領が内部告発者の実名とされる情報をリツイートした/Chip Somodevilla/Getty Images

トランプ大統領が内部告発者の実名とされる情報をリツイートした/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) トランプ米大統領は27日夜、ツイッターへの一連の書き込みの中で、ウクライナ疑惑をめぐる内部告発者の実名とされる情報をリツイートした。この投稿は28日朝に削除された。

米情報当局の職員とされる人物による内部告発は、トランプ氏に対する弾劾(だんがい)調査の発端となった。

米当局者らはこの人物が法の下で保護されるべきとの見解でほぼ一致している。一部の極右メディアなどは実名と称する情報を流したが、CNNを含む主流メディアでは報じていない。トランプ氏は9月以降、内部告発者に対して批判的な投稿などを100件以上繰り返してきたものの、これまで実名を直接共有したことはなかった。

トランプ氏のツイッター投稿を逐一追跡しているサイト「トランプ・ツイッター・アーカイブ」によると、同氏は27日、親トランプ派のアカウントから野党・民主党批判の画像を引用するなど、55件の投稿を共有した。匿名の引用元が多く、中にはあやしげなアカウントも含まれていた。

いずれも28日までに削除されたが、削除したのがトランプ氏自身なのか、同氏のアカウントにアクセスできる別の人物だったのかは明らかでない。

ツイッターによると、内部告発者の名前を未確認のままツイートすること自体は規定に違反しない。ただし、その人物の電話番号など個人情報を書き込むことは違反に当たるという。

CNNのアナリスト、キャリー・コルデロ弁護士は28日のツイートで、「米国の大統領が法を無視し、情報当局の専門家を意図的に危険にさらすなどという事態は、ほんの数年前まで想像もできなかった」と指摘した。

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