米13州で流行の耐性菌、ペットショップで販売の子犬が原因か CDC

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米国内で流行している感染症の原因が、ペットショップの子犬である可能性が発表された/China Photos/Getty Images

米国内で流行している感染症の原因が、ペットショップの子犬である可能性が発表された/China Photos/Getty Images

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)はこのほど、複数の薬剤に対して耐性を持つ感染症が米国内各地で流行している問題について、ペットショップで販売された子犬が原因だった可能性があると発表した。

CDCによると、病原菌の「カンピロバクター・ジェジュニ」を原因とする感染症の流行は13州で報告され、これまでに30人の感染が確認されている。

患者のうち4人は入院したが、これまでのところ死者は報告されていない。

疫学調査や検査の結果、感染源は複数のペットショップで販売された子犬だったと思われることが分かったという。感染者の多くは子犬と接触した人か、ペットショップの従業員だった。この中には、大手ペットショップチェーン「ペットランド」の店舗も含まれる。

こうした子犬に共通するサプライヤーは、まだ特定できていないとCDCは説明している。

流行の発生は今年1月にさかのぼる。感染者の年齢は8カ月~70歳と幅がある。

感染すると、下痢や腹痛、発熱などの症状が、大抵の場合は1週間ほど続く。抗生剤を投与しなくても、大抵は回復するという。

感染を防ぐためには手洗いを心がけ、新しく犬を飼う場合は獣医で検査してもらう必要がある。

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