米下院、弾劾調査で公聴会 ウクライナ圧力へのトランプ氏の関与証言

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米下院、弾劾調査で公聴会 ウクライナへの圧力を証言

(CNN) トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾(だんがい)調査で、米下院は13日、初めての公開公聴会を開いた。テイラー駐ウクライナ米代理大使はこの中で、トランプ氏がウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談の翌日、ソンドランド駐欧州連合(EU)大使に対し、同国によるバイデン前副大統領への調査の状況について尋ねていたと証言した。

テイラー氏の証言は、ウクライナに調査開始を求める圧力をかけた際のトランプ氏の関与について新たな詳細を付け加える形となった。

テイラー氏によると、ソンドランド氏は側近に対し、トランプ氏のウクライナへの関心は「バイデン氏の調査」に向けられており、ウクライナよりもバイデン氏の調査を気にかけていると語った。

テイラー氏は側近から聞いた話として、ゼレンスキー大統領との電話会談の翌日の7月26日、トランプ氏がソンドランド氏と電話で協議したと証言。テイラー氏の側近はソンドランド氏に同行して首都キエフでのウクライナ当局者との会合に参加しており、その際、トランプ氏がソンドランド氏に調査の件を尋ねるのが聞こえたという。

その後テイラー氏の側近がウクライナに対するトランプ氏の考えを聞いたところ、ソンドランド氏は「トランプ大統領はそれよりもバイデン氏の調査のことを気にしている。(トランプ氏の顧問弁護士の)ジュリアーニ氏が進めていた件だ」と説明した。

テイラー氏はジュリアーニ氏の取り組みについて、ソンドランド氏とボルカー元ウクライナ担当特別代表、マルバニー大統領首席補佐官代行からなる「非正規の」政策ルートを設ける結果になったと説明。この日公聴会に臨んだもう1人の高官、ケント米国務次官補代理もジュリアーニ氏の取り組みへの懸念を表明した。

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