米LAで銃撃、4人死亡 2人負傷 犯人の男を拘束
ロサンゼルス(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルスで25日、銃撃事件があり、当局によると少なくとも4人が死亡、2人が負傷した。警察は銃を発砲した26歳の男を拘束した。
警察によれば男は同日の午前1時20分ごろ、自宅で両親と兄弟に発砲。父と兄弟が死亡し、母親は負傷した。
その約1時間後、男はノースハリウッドのガソリンスタンドに行き、従業員の男女2人に向けて銃を撃った。男の知り合いだった従業員の女性は死亡。男性の方は命をとりとめた。
警察は男について、銀行の現金自動出入機(ATM)から金を盗もうとしたほか、市内を運行するバスに乗車していた男性1人を射殺したとみている。
目撃者の1人がCNN系列局のKABCに語ったところによると、撃たれた男性は「何もせず、ただバスの座席に座っていた」。別の目撃者の男性はCNN系列局のKCAL/KCBSに対し、銃を持った男が自分に近づいてきたと証言。男性はバスの周りを逃げ回り、男が現場を離れ銃をしまう様子を見たと語った。
男は午後2時ごろ私服の捜査員に発見され、若干の抵抗を試みた後で身柄を拘束された。警察幹部によるとこのとき拳銃を所持していたという。
ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ市長は、ツイッターで犠牲者に哀悼の意を表し、対策チームを設置して遺族の支援に当たる方針を明らかにした。