ペンス米副大統領、トルコに警告 ロシア製ミサイルの購入中止求める

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米国のペンス副大統領がトルコに対し、ロシア製ミサイルシステムの購入中止を求めた/Chip Somodevilla/Getty Images

米国のペンス副大統領がトルコに対し、ロシア製ミサイルシステムの購入中止を求めた/Chip Somodevilla/Getty Images

(CNN) ペンス米副大統領は3日、首都ワシントンの会合で講演し、トルコに対してロシア製ミサイルシステム「S400」の購入を中止するよう警告した。会合ではこれに先立ち、トルコのチャブシオール外相が、S400購入は「既定路線」だと発言していた。

ペンス氏は北大西洋条約機構(NATO)関連の会合で、「NATOの同盟国が敵国から兵器を購入するのを見過ごすつもりはない。こうした兵器はまさに同盟の結束を脅かすものだ」と述べた。

そのうえで、トルコによるS400の購入計画について「NATOやこの同盟の強固な関係に大きな危険を突きつけている」と主張。導入を進めた場合、トルコは重大な結果に直面する可能性があると述べた。

しかし同じ会合では数時間前、トルコのチャブシオール外相が「S400購入は既定路線であり、見直すつもりはない」と発言していた。

米当局はかねてトルコに対し、S400購入に踏み切れば最新鋭ステルス戦闘機F35の売却を中止すると警告してきた。ロシアによるF35の情報収集にS400が利用される可能性があるとして、S400とF35の並行運用を認めない立場を示している。

1日には国防総省が、トルコがS400購入計画を白紙化しない限り、F35関連機器の納入を停止すると発表。トルコ側の強い反発を招いていた。

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