米、中米3カ国への援助打ち切り 「移民キャラバン」受け

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米国務省が中米3カ国に対する援助を打ち切っていることがわかった/Brendan Smialowski/Getty Images North America/Getty Images

米国務省が中米3カ国に対する援助を打ち切っていることがわかった/Brendan Smialowski/Getty Images North America/Getty Images

(CNN) 米国務省は30日、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスの中米3カ国に対する援助を打ち切っていることを明らかにした。CNNの取材に同省報道官が述べた。

報道官はポンペオ国務長官の指示を受け、トランプ大統領の方針に沿って2017会計年度と18会計年度における3カ国に対する外国援助事業を中止していると説明。米連邦議会も関与しているとした。

トランプ大統領は29日、3カ国は米国の入国を図る移民の「キャラバン」を組織していると主張。3カ国に「巨額を支払ってきたがもうしない。我々のためになることをしていない」などと述べた。

一方、ホンジュラス政府は30日、援助打ち切りの米側の発表を受け米機関による矛盾した政策を非難した。

トランプ氏は昨年10月、米国への不法移民問題における3カ国の対策不足を批判し、援助打ち切りもしくは大幅な削減を警告。ただ、専門家は援助中止は逆に3カ国住民の出国や米国入国の試みを増やす可能性があるとしていた。

今回の3カ国への援助中止が金額にしてどの程度に達するのかは不明。米議会調査局によると、昨年から今年にかけ中米地域に供与された援助資金は約13億ドル相当で大半は3カ国向けだったという。

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