トランプ氏が偽証指示と米メディア報道 特別検察官「正確でない」

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トランプ大統領(左)と元個人弁護士マイケル・コーエン被告/Getty Images

トランプ大統領(左)と元個人弁護士マイケル・コーエン被告/Getty Images

(CNN) 米ニュースサイトのバズフィードは17日、捜査当局者2人の話として、トランプ大統領が元個人弁護士マイケル・コーエン被告に議会での偽証を指示したと報じた。一方、マラー特別検察官の事務所は18日夜、報道は「正確ではない」とする声明を発表した。

バズフィードが伝えた当局者の話によると、トランプ氏はコーエン被告に対し、ロシアの首都モスクワでの「トランプタワー」建設計画をめぐり、実際より早い時期に交渉が終了したと証言するよう指示。コーエン被告本人がマラー氏のチームにトランプ氏の指示と認めたとしている。

CNNはこの報道内容について確認できていない。

マラー氏の報道担当者はコーエン被告に関するバズフィードの報道に対し、「特別検察官事務所に対する特定の発言に関する記述や、当事務所が入手した文書や証言の特徴付けが正確ではない」と述べた。

特別検察官事務所が進行中の捜査に関するメディア報道について、法廷外で声明を出すのは異例。

一方、バズフィードは声明で、「特別検察官が異議を唱えている点について引き続き報道と特定に当たっている。記事の正確性に自信を持っている」と述べた。

トランプ氏の弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長は18日午後、声明を出し、トランプ氏がコーエン被告に偽証を指示したとの情報は「全くの誤り」と主張。「マイケル・コーエンは有罪判決を受けた犯罪者であり、うそつきだ」とした上で、被告の主張について刑の軽減を狙ったでっち上げとの見方を示した。

同日夜にはツイッターで、マラー氏が否定の声明を出したことを称賛。メディアはバズフィードの記事に関する報道で反トランプの偏向を示したと批判した。

ホワイトハウスのギドリー報道官は、コーエン被告の証言の信ぴょう性を否定した。コーエン被告はバズフィードの報道に対してコメントしていない。

民主党の下院議員で情報特別委員会委員長を務めるアダム・シフ氏は報道を受けてさらなる調査が必要だと要求。「今までで最も深刻な部類に入る」「それが正しいかどうかを把握するために必要なことは全てやる」と語った。

オバマ政権下で司法長官を務めたエリック・ホルダー氏は「証拠の検証は必要だが、もし真実であれば、議会は弾劾(だんがい)手続きを始めなければならず、(司法長官候補の)バー氏は少なくとも、マラー氏が発見した資料の関連部分に言及しなければならない」と述べた。

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