大型ハリケーン接近 プエルトリコ停電、フロリダで避難指示

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ハリケーンに備えた住民によって空っぽになった店舗の棚=フロリダ・マイアミビーチ

ハリケーンに備えた住民によって空っぽになった店舗の棚=フロリダ・マイアミビーチ

(CNN) カリブ海で壊滅的な被害を発生させている猛烈なハリケーン「イルマ」の接近で、米領プエルトリコが暴風雨に見舞われ、停電や浸水などの影響が出始めている。米フロリダ州では週末にかけてイルマが上陸する恐れもあり、沿岸部の住民が避難を開始した。

プエルトリコの首都サンフアンでは既に相当の被害が出ているといい、海岸沿いの地域にいる旅行客は、駐車場が浸水して水位が増大し続けていると伝えた。

イルマは5段階で最も勢力の強い「カテゴリー5」のハリケーンに発達。米東部標準時の午後8時現在、約83メートルの風速を維持したまま、サンフアンの約80キロ北部を西へ進んでいる。

週末にかけ、人口が集中するフロリダ州の東海岸を直撃する恐れもあり、記録的な数の住民が避難を強いられる事態も予想される。

観光地のフロリダキーズがある同州モンロー郡やブロウォード郡の一部には、6日までに避難指示が出された。今後さらに多くの地域で避難指示が相次ぐ可能性もある。

ただ、大量の住民が一斉に避難しようとすれば大渋滞の発生も予想され、スコット知事は6日、「避難を指示されたらすぐに行動を」と呼びかけた。

大西洋上ではイルマに続いてハリケーン「ホセ」が発生。メキシコ湾ではハリケーン「カティア」が発生した。

「USA」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]