米ホワイトハウス、訪問客情報を非公開に 透明性に懸念

2017.04.16 Sun posted at 16:36 JST

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(CNN) 米ホワイトハウスは16日までに、トランプ大統領や政権高官らと面会するためホワイトハウスを訪れた人物の氏名などの記録を非公開にする方針を明らかにした。

オバマ前政権の慣例を踏襲しないもので、ホワイトハウス内でのトランプ氏らの活動に関する情報公開が後退する懸念が生まれている。

ホワイトハウスのマイケル・デュビューク広報部長は、非公開の決定は国家安全保障上の重大なリスクや年間数十万人規模にも達する訪問客の個人情報保護の観点から下されたと説明。訪問客一覧は大統領関連の記録とみなされ、情報公開請求関連の法律の対象にはならないとする2013年の裁判所判断に沿った措置とした。

オバマ前政権は会合や行事などに参加するためホワイトハウスを訪れた人物に関するウェブサイトも開設し、訪問客の記録の参照も可能だった。このサイトは、訪問客記録の公開を要求する訴訟を受けていた。

記録は、訪問客に関する情報、ホワイトハウスへの到着時間や滞在時間などが含まれていた。ただ、最高裁判事の候補者や安全保障問題担当の責任者らとの面談など慎重な扱いが要する記録は除外されるのが通例だった。私的な集まりの参加者も公開対象となっていなかった。

トランプ氏は大統領就任以降、この記録を公表しておらず、複数の監視団体などは先週公開請求の訴訟に踏み切っていた。

デュビューク広報部長は、トランプ政権は別の政策分野で透明性を打ち出しているとして、訪問者名簿の公開禁止を弁護。ロビー活動への歴史的な規制を実現させ、ホワイトハウスの法務担当部門での倫理的な義務の強化や記者会見への新たなメディアによる参加解禁などに言及した。

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