イエメンの米軍作戦、標的は「過激派指導者」 米軍幹部

2017.02.07 Tue posted at 19:22 JST

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ワシントン(CNN) 中東イエメンで先月末、米軍が過激派「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を攻撃した作戦について、同組織を率いる指導者を標的にした作戦だったとの見方が浮上している。米軍幹部が6日、CNNに語った。

米軍当局者らは、特定の人物を狙った作戦ではなく情報収集が目的だったと話していた。しかし同幹部によると、情報収集だけでなく、2015年からAQAPを率いているカシム・リミ容疑者を標的とした作戦でもあったという。

リミ容疑者が標的だったという情報は、米NBCテレビが最初に伝えた。

一方で中東地域の米軍を統括する中央軍は、この情報を強く否定している。

中央軍のジョン・トーマス大佐はCNNに、重要人物を狙った作戦ではなかったと明言。作戦当日にリミ容疑者が現場にいた可能性を示す確かな証拠もなかったと述べた。同大佐は、リミ容疑者ら幹部がその場にいれば、作戦の主体となった海軍特殊部隊SEALが拘束していたはずだと述べた。

だがリミ容疑者は拘束も殺害もされなかった。後日公開された音声テープで本人がこの作戦に言及し、トランプ米大統領に嘲笑を浴びせている。

この作戦ではSEALの一等兵が死亡し、トランプ政権下で初の戦死者となった。また民間人が少なくとも23人が死亡したとされる。

SEALが標的に到達する手前でAQAPに察知され、銃撃戦となった。国防総省によると、AQAP側では幹部2人を含む14人が死亡した。

当局者らがCNNに語ったところによると、作戦は数カ月前から計画され、トランプ氏が就任直後に実行の指示を出したという。

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