オハイオ州立大襲撃、容疑者にISISの影響 捜査当局

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襲撃事件の容疑者について、ISISへの感化を示唆する証拠が見つかった

襲撃事件の容疑者について、ISISへの感化を示唆する証拠が見つかった

(CNN) 米中西部オハイオ州コロンバスのオハイオ州立大学で28日に起きた襲撃事件の容疑者は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」やイエメン系米国人のイスラム指導者、アンワル・アウラキ師の影響を受けていたことが分かった。捜査当局の情報筋が明らかにした。

同大学の学生でソマリア移民のアブドゥル・ラザク・アリ・アルタン容疑者は車で歩行者の集団に突っ込んだ後、刃物で周囲の人々に切りつけ、駆け付けた警官に射殺された。負傷者11人のうち、3人は29日の時点で入院中だ。

捜査当局は容疑者のパソコンや携帯電話を調べ、家族や知人から話を聴くなどして動機を調べている。

情報筋によると、アルタン容疑者は犯行前、フェイスブックへの投稿でアウラキ師に言及していた。また犯行の手口は、ISISが最近オンライン機関誌で奨励していたのと同じ形だったという。

アウラキ師はイエメンのアルカイダ系テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」を率いていたが、2011年に米軍の作戦で殺害された。

ISIS系とされるメディアはアルタン容疑者を「ISISの兵士」と呼んでいるが、容疑者がISISと直接連絡を取った形跡はなく、「一匹おおかみ(ローンウルフ)型」の犯行だったとの見方が強い。

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