米シークレットサービス、トランプタワーの1フロア賃借検討
(CNN) 米大統領警護隊(シークレットサービス)がドナルド・トランプ次期大統領を警護するため、同氏の会社が所有するトランプタワーの1フロアの賃借を検討していることが分かった。当局者が25日にCNNに明かした。
トランプタワーの商用スペースの管理担当者によると、賃借が可能なフロアの料金は年150万ドル(約1億7000万円)ほどだという。
同当局者によれば、トランプ氏一家がホワイトハウスに完全に移住し、メラニア夫人と息子のバロン君が春までニューヨークに滞在しないのであれば、トランプタワーを対象にした現在の警備計画は変更される可能性があるという。その場合、トランプ氏や家族がどの程度の頻度でニューヨーク市に戻るのかに応じて、トランプタワーでの警備体制を見直す必要が出てくる見通しだ。
同当局者によれば、この種の計画作りは大統領選後のシークレットサービスにとっては通常の対応だという。ただ、「異例なのは次期大統領がニューヨークの5番街に住んでいることだ」と指摘した。また、トランプタワーはトランプ氏の会社が所有しているため、シークレットサービスは警護のために次期大統領の所有会社から物件を借りることとなり、この点でも前例がない。