第1回テレビ討論会終了、初の直接対決から見えた6つのポイント

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トランプ氏は経済政策で有権者にアピール

トランプ氏は経済政策で有権者にアピール

共和党指名レースの討論会では、ほかの候補者同士や司会者の応酬の合間に辛らつな発言で一石を投じることが多かったが、今回は勝手が違ったようだ。

クリントン氏をめぐっては、国務長官時代のリビア東部ベンガジで起きた米領事館襲撃事件への不十分な対応や、公務に私用メールサーバーを使っていた問題、クリントン一家が運営する慈善団体「クリントン財団」の大口献金者に便宜を図ったとされる疑惑などが指摘され、共和党陣営から「信用できない人物」との批判を浴びている。トランプ氏も集会の場ではこうした点を攻撃してきたが、討論会の直接対決ではほとんど追及できずに終わった。

(2)トランプ氏、労働者層にアピール

トランプ氏が最も強く攻勢に出たのは討論会の序盤、クリントン氏が2012年の時点で環太平洋経済連携協定(TPP)を全面的に支持していたと指摘した場面だ。クリントン氏は現在、TPPに反対の立場を取っている。

トランプ氏はさらに、クリントン氏は30年近くワシントン政治にかかわっていながら国民の経済状況改善にほとんど貢献していないとの持論を改めて展開。オハイオ州やペンシルベニア州など、工業地帯を抱える激戦州へのアピールを図った。

太陽光エネルギーを原動力とした「新たな経済活動」を唱えるクリントン氏を、「30年前から取り組んでいるのに今になってようやく問題の解決策を考え始めたのか」と批判した。

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