共和トランプ氏が全5州で勝利、民主クリントン氏4勝 予備選

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「反トランプ」で共闘で合意したクルーズ議員(左)とケーシック知事(右)

「反トランプ」で共闘で合意したクルーズ議員(左)とケーシック知事(右)

共和党ではトランプ氏のほか、テッド・クルーズ上院議員とジョン・ケーシック・オハイオ州知事が指名を目指してきた。トランプ氏の選対責任者、コーリー・ルワンドウスキ氏はCNNの番組で、クルーズ、ケーシック両氏とも同日までに「計算上、指名獲得が不可能」になるとの見方を示し、「共和党の団結を図り政権奪回に集中するため、両氏はトランプ氏を支持するべきだ」と改めて主張した。

クルーズ氏とケーシック氏は24日、トランプ氏が指名獲得に必要な過半数の代議員を確保する事態を阻止するため、選挙協力することで合意した。トランプ氏はこれに強く反発している。ただ、26日の予備選はこの協力態勢の対象ではなかった。ケーシック氏は東部5州で穏健派の有権者に支持を訴え、代議員を獲得したい構えを見せていた。

共和党の候補者は5州で計172人の代議員を争った。CNNの試算によると、トランプ氏は残りの州に割り当てられた代議員のうち58%を獲得すれば、指名を勝ち取ることができる。

民主党の両候補が争った代議員は5州で計384人。CNNの推定では、25日までの時点でクリントン氏の獲得代議員数はサンダース氏を253人上回っていた。サンダース氏が逆転するためには、残りの州の代議員の82%を獲得する必要がある。同氏の勝利はますます困難な状況となっているが、本人は6月のカリフォルニア州予備選まで戦い続けるとの方針を貫いている。

ロードアイランドの民主党予備選はこの日の5州で唯一、党員登録のない有権者も参加が認められる方式だったため、無党派層に強いサンダース氏の勝利が有望視されていた。

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